2023/07/24 11:31

昭和の時代に作られた数々の日本のヒット曲の中に、海外の楽曲にそっくりな作品があるのはご存知かと思います。今回の独り言は私が”アレッ?”って思った作品をいくつか紹介いたします。当然、作者の方は「似せたつもりはない」、「まったく別曲」などと仰るかもしれませんが、私が思うに "原曲はこれでしょ!” と言いたくなるのをわかってください(笑)。また、あくまでも個人の意見です。
そっくりの楽曲は、海外アーティストの原曲ではないかと思われる動画を載せておきます。国内アーティストの動画は大人の事情もありますので、歌手名と楽曲で検索してみてくださいネ。

まず1曲目は、1975年にリリースされたスージー・クアトロのハードロックナンバー「WILD ONE」です。しゃがれたスージーの声が実にカッコ良く、私もバンドでカヴァーしていました!この曲にそっくりなのが、榊原郁恵さんが1978年にリリースした「夏のお嬢さん」。イントロ等は違いますが、1番の歌に入るとそのままWILD ONEが歌えます(笑)

2曲目は来日公演を観に行ってきたばかりのTOTOが、1978年にリリースした1stアルバムに収録されている名曲「I’LL SUPPLY THE LOVE」。キャッチーなメロディーラインに、TOTO特有のリズムが加わり大ヒットした曲です。その後、日本の音楽業界ではTOTOっぽいサウンドが非常に流行ったほどでした。この曲にそっくりなのが、はっぴいえんど等のギタリストであった鈴木茂さんが1979年にリリースしたアルバム「COSMOS'51」に収録されている「君はだまっていても嘘をつく」です。まさに、TOTOっぽい楽曲に仕上がってます(驚笑)。


3曲目はピーター・グリーン率いるフリートウッド・マックが1968年にリリースした「SHAKE YOUR MONEYMAKER」です。実は私、この曲は日本のバンドの曲の方を先に聞いていたのです。中学生の頃、一世を風靡したダウン・タウン・ブギウギ・バンドの名曲「スモーキン・ブギ」です。もう誰でも知ってますよね!後にマックのSHAKE YOUR~を聞いた時の衝撃と言ったら・・・。もうズバリその曲です(苦笑)

4曲目は敬愛するバンド、ピンク・フロイドが1975年にリリースした名盤「炎~あなたがここにいて欲しい」に収録されたいる
WELCOME TO THE MACHINE」です。当時としては珍しかったシンセサイザーを駆使しての楽曲は今でも新鮮ですね。この曲のイントロにそっくりなのが荒井由実さんが1976年にリリースしたアルバム「14番目の月」に収録されている「朝陽の中で微笑んで」です。楽曲そのものはユーミン節なのですが、イントロ部のアコギ・コードは完全にフロイドが入ってます(笑)

5曲目は英国のシンガーソングライター、アルバート・ハモンドの1972年リリースのデビュー曲「IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALFORNIA(邦題:カリフォルニアの青い空)」です。この曲にそっくりなのがスパイダースのヴォーカルでもあった堺正章さんが1971年にリリースしたソロデビューシングル「さらば恋人」です。ただ!いつものパターンとは逆で、さらば恋人の方が先に生まれているのです。と言うことは.....??? これには気が付いたのはつい最近のことでした(笑)

最後はやはりこの曲!超有名かもしれませんが、ナイト・レンジャーが1982年にリリースしたデビューアルバム、「ドーン・パトロール」に収録されている名曲「DON'T TELL YOU LOVE ME(邦題:炎の彼方)」です。そっくりなのは....そうです!シブがき隊が1983年にリリースしたシングル「ZOKKON 命」です。もう説明不要なくらいで、イントロからサビ、ブレイク全てガッツリとそっくりです!!

いかがでしたでしょうか!?(笑)。実はこのほかにも佐野元春さんの「アンジェリーナ」がブルース・スプリングスティーンの「BORN TO RUN」にそっくりだとか、井上陽水さんの「傘がない」がグランド・ファンクの「HEARTBREAKER」に似すぎているとかいろいろあるんです。リスペクトしているからこそインスパイアしていたり、オマージュしているんだと思うんですよね。決してパク〇ではないと思います?!(笑)

皆さんもこの曲はあれにそっくりなんて言うのがありましたら、ぜひメッセージください。この話は「空耳アワー」と同じくらいに盛り上がるんですよネ~!ではまた!!