2023/10/26 19:14


近年はCDが著しく衰退し、音楽を提供するソースがデジタル配信に移るなか、復活を遂げた音楽文化があります。それはレコード(VINYL)カセットテープ(CASSETTE TAPE)です。

レコードは1800年後期に生まれ、1980年代中期にCDが世に登場するまで音楽を提供する唯一の媒体でした。また、カセットテープは1960年代中期に生まれ、こちらもCDが登場する1980年代半ばまで、レコードと共に音楽を提供するアイテムだったのです。しかし、それまで音楽を提供する媒体の中心にいたCDが衰退しはじめ、2020年になると米国でのレコード売り上げがCD売り上げを上回るという快挙が起きたんです!

昔からレコード好きだったオーナーにとってはとても嬉しいことであります!ここでは簡単な「国内盤レコード」の楽しみ方をいくつかご紹介したいと思います。ちなみにマニアではありませんので、UKオリジナル盤がどうとか、マトリックス番号とかという話でありません(笑)既に何を言っているか分からないと思いますが、楽しければイイんです!!そんな話です。

① 国内盤はジャケットが素晴らしい!
まず、日本で作られた国内盤の大きな魅力は、ジャケットの紙質が違うところにあります!これはもう明らかなのです!! 厚さもしかり、紙質も良いものを使っています。これは物をしっかり作る日本人の気質がよく表われている証だと私は思います。また、国内盤は必ず薄いレコード保護袋に入ってました。この辺も日本人の気遣いだと思いますね。

②国内盤の帯は時代を物語っています!
帯の文面はきっと当時のレコード会社の担当の方が必死に考えたんでしょう(笑)!短い文章のなかに熱い思いが込められています。EP盤(シングル盤 / 7inch)のサブキャプションも同様ですね。ちなみに帯という文化は日本のみなんです。この文化が珍しいのか海外では帯付きの国内盤が高値で取引されているようです。

③国内盤の歌詞カード(対訳付き)は日本の文化!
国内盤にはライナーノーツ(解説文章)と一緒に、歌詞カードがついています。なかには対訳付きのものもあるんです。当然のことのように思っていましたが、これも日本の文化と言っていいでしょう!訳は違う解釈をされている場合もありますが、そのあたりも時代背景が伝わって楽しめると思います。また、ポスターやステッカー等のオマケがついているのも国内盤の魅力なんです!

④カセットテープはレコードよりコンパクトなアナログ体験!
一方、カセットテープはよりコンパクトにしたレコードだと思います。歌詞カードも付いていますし、CDとは違った温かいアナログサウンドが体感できるのも素晴らしい点です。また昔は、独自にレコードから録音をして、自分の「オリジナル・テープ」を作るのも定番でした。

⑤再生するのにはこれがオススメ
現在、レコード・プレイヤーもカセットテープ・レコーダーも非常に安価になってきています。なかにはヘッドフォンを直接差し込めるレコードプレイヤーやBluetoothが使えるものまであります。カセットテープもプレイヤーのみの物なら¥5,000以内で購入できるのです!

レコードのジャケットを広げ、音楽を聴きながらおいしいお酒を呑む、これだけでも結構ゆったりとした時間が体感できます。また、CDでは小さくて見えなかった文字がジャケットに書かれていたりと、発見できることも多々あるんですね~。ぜひ、アナログの世界に皆さんも参加してみてください、音楽がもっと楽しくなりますよ!ではまた。